サマータイム
サマータイムレースとは、夏季(概ね7〜9月)に通常のデイレースより開催時間帯を前倒しして行うボートレースの開催形態である。「サマータイム」と聞くと欧米の夏時間制度を思い浮かべる人も多いが、ボートレースにおけるサマータイムは、気温が最も高くなる午後の時間帯を避け、選手・観客・スタッフの暑さ対策として発売時刻を早める運用を指す。実施の有無や時間帯は場や年度によって異なり、各場の開催日程で告知される。
時間帯の目安は、第1レースの締切が10時台、最終レース(12R)が16時台前半で終了する形が多い。通常のデイレースが1R11時前後・最終16時半頃、モーニングレースが1R9時前後(いずれも目安)であることを考えると、サマータイムはデイとモーニングの中間にあたる。夏場はナイター開催の場も多く、同じ日でも場によって締切時刻が1〜2時間ずれることになる。
予想への活かし方
舟券の観点では、まず締切時刻を間違えないことが第一である。艇ナビのホーム画面やレース一覧では各レースの締切時刻を場ごとに表示し、レース詳細では締切までのカウントダウンを表示するため、開催形態を意識しなくても時間を把握できる。次に気象の影響である。夏季は気温・水温が高く空気の密度が下がるため、モーターの出力は低下しやすく、展示タイムの全体水準も冬場より遅くなる傾向がある。午前中は比較的風が穏やかなことが多いが、午後にかけて風が強まる日もあるため、直前情報タブの気温・水温・風向・風速と展示タイムをセットで確認したい。
注意点・よくある誤解
「サマータイム=ナイター」ではない。ナイターは夕方から夜にかけて行う開催形態で、サマータイムはむしろ早い時間帯に寄せる運用である。また「暑いからモーターが出ない=どの艇も同条件」でもなく、気温上昇の影響はセッティングや調整の巧拙で差が出るため、チルト角度やプロペラ調整、部品交換の情報が重要になる。夏場は選手の体重管理も難しく、直前体重の増減や前検日からの変化にも注目したい。サマータイム開催の場と通常開催・ナイター開催の場が同日に混在するため、複数の場を追う場合は締切順に整理して見るのが実用的である。