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展示タイム

テンジタイム|データ

展示タイムとは、本番レース前に行われる周回展示で、バックストレッチの直線150m区間を走る各艇のタイムを計測したものである。スタート展示(進入とスタートの練習)の後に行われる周回展示で計測され、モーターの「伸び足」(最高速付近のスピード)を示す指標として扱われる。数値が小さいほど速く、一般に6.5〜7.0秒台が目安とされる。気温・水温・風で全体の水準が動くため、絶対値よりも同じレース内での順位・差で見るのが基本である。

展示タイムがどの程度1着に結びつくかは、艇ナビの場別統計ランキング「展示信頼度」(展示タイム1位艇の1着率)で確認できる。艇ナビ集計(直近12か月)では、展示タイム1位艇の1着率は24場平均で約27%であり、最も高い蒲郡でも31.5%、最も低い桐生は20.8%である。1コース1着率の24場平均約55%と比べると明らかに低く、「展示1位=軸」とは言えないことがデータからも分かる。上位は蒲郡31.5%・丸亀29.7%・徳山29.5%・多摩川29.4%・鳴門29.4%、下位は桐生20.8%・江戸川22.9%・三国24.0%である。

予想への活かし方

展示タイムは単独ではなく、他の直前情報と組み合わせて使う。チルト角度(プラスに振れば伸び型、マイナスなら出足型)、プロペラ交換や部品交換の有無、直前体重、スタート展示のST・進入コースを合わせて見ると、展示タイムの「理由」が分かる。例えば展示タイムが良くてもスタート展示で大きく出遅れていれば、本番でも1マークで先手を取れない可能性がある。艇ナビのレース詳細・直前情報タブでは展示タイムに順位バッジ(①②③)を付け、チルト・体重増減・プロペラ交換・部品交換・スタート展示図を同じ画面で表示している。選手詳細の分析タブには「展示タイム順位別成績」があり、その選手が展示上位のときにどれだけ好走しているかを個別に確認できる。

注意点・よくある誤解

展示タイムは直線の伸びしか測っていない。ターンの回り足やスタート直後の出足は数字に表れないため、周回展示のターンの様子や本番のスタートで判断を補う必要がある。また、展示タイムは風向きの影響を受ける。ホームストレッチ側が追い風のときバックは向かい風になり、伸び型の艇は本来のタイムが出ない。計測区間が短いため0.1秒未満の差に意味を持たせすぎないことも大切である。展示タイムは各レースの締切15分前頃に公開されるため、公開前の段階では出走表の情報(勝率・モーター2連率)で候補を絞り、展示公開後に最終判断するのが現実的な使い方である。