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逃がし

ニガシ|決まり手

逃がしとは、1コース以外の艇(特に2コース)が、1コースの艇の「逃げ」を止められず1着を許してしまうことを指す用語である。「2コースが逃がした」「3コースが逃がした」のように、1コースに対して仕掛ける側の艇が主語になる。これを割合にしたものが「逃がし率」で、あるコースに入った艇が出走したレースのうち、1コースの艇が1着になった割合を表す。

逃がし率は「1コース1着率」を仕掛ける側から見た数字と言い換えられる。艇ナビ集計(直近12か月)で1コース1着率は24場平均約55%なので、全体としては2〜6コースの艇は半分以上のレースで1コースを逃がしていることになる。逃がし率は選手単位でも算出でき、ある選手が2コースに入ったとき1コースの艇に1着を許した割合を見れば、その選手の2コースからの「イン攻略力」が分かる。逃がし率が低い選手はインを攻略する力があり、高い選手はインを逃がしやすい(=1コースの相手にとって好都合な)選手と読める。

予想への活かし方

艇ナビでは選手詳細のコース別成績で2〜6コースの逃がし率を表示しており、レース詳細の出走表タブでも2号艇(2コース想定)の欄に「逃XX%」として表示している。1号艇の1コース1着率が高く、2号艇の逃がし率も高い組み合わせであれば、逃げ決着の信頼度は高い。逆に2号艇の逃がし率が低い(=1コースを差す・まくる力がある)選手であれば、1号艇が実力上位でも「1-2」より「2-1」を軽視できない。場詳細ページの「級別1コース成績」ではA1〜B2の級別ごとの逃げ率を確認でき、どのレベルの選手なら逃げ切れる場かを把握できる。

注意点・よくある誤解

逃がし率は1コースの相手の強さに大きく左右される。強い選手ばかりと同じレースで走るA1選手は、実力があっても逃がし率が高く出ることがある。また艇ナビの選手統計は直近6か月の集計であり、出走回数が少ない選手では数回の結果で大きく動くため、出走回数と合わせて見る必要がある。逃がし率は「差せなかった回数」ではなく「1コースが1着だった回数」なので、自身が2着・3着に入っていても逃がしに数えられる点にも注意したい。